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祭典の裏側

 サッカーW杯ロシア大会の開幕(6月14日)まで残り5カ月を切った。スポーツと政治の結びつきが強く、問題を多く抱える国で開催される祭典の裏側に迫った。

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ロシアW杯まで5カ月/1 競技場再生 残る国不信

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W杯に向け、ピッチ上に芝育成のライトが設置されたルジニキ競技場=丹下撮影
W杯に向け、ピッチ上に芝育成のライトが設置されたルジニキ競技場=丹下撮影

 モスクワ中心地のクレムリンから南西約8キロ、モスクワ川ほとりの林にルジニキ競技場が建つ。サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の開幕試合や決勝が行われるメインスタジアムだ。老朽化していたが、4年間の大規模改修で陸上トラックを撤去し、芝育成のライトや凍結防止の地下パイプなど最先端技術を備えた施設に生まれ変わった。全ロシア国営テレビ・ラジオ放送会社のサッカー担当のニコライ・サフリン記者(41)は「ロシアにとってスポーツは国のシンボル」と説明する。

 ルジニキ競技場は1980年モスクワ五輪の開閉会式会場でもある。共産圏初開催の同五輪は、前年の旧ソ連のアフガニスタン侵攻を受けて日米など多くの国がボイコット。国際オリンピック委員会(IOC)加盟約150カ国・地域(当時)のうち、競技参加は80カ国・地域だった。

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