ポートタワー

路上生活男性 元旦の死 人波の陰で

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ミナト神戸のランドマーク・ポートタワー。この周辺で男性は路上生活していた=神戸市中央区波止場町で、待鳥航志撮影
ミナト神戸のランドマーク・ポートタワー。この周辺で男性は路上生活していた=神戸市中央区波止場町で、待鳥航志撮影

 元日の朝、ミナト神戸の象徴・ポートタワー(神戸市中央区波止場町)の下の路上で、ホームレスとみられる男性の遺体が見つかった。兵庫県警神戸水上署によると、男性は病死で、肝臓がんだったという。年越しでライトアップされた港や初日の出を見に多くの見物客が行き来する中、ひっそりと亡くなった男性。足取りをたどると、高齢化、孤独化するホームレスの実態が浮かんだ。【待鳥航志、黒川優】

 男性には神戸市の更生援護相談所が、見回りで接触を続けてきた。市などによると、男性は2009年3月ごろからポートタワー周辺の路上で生活していた。経歴や家族のことは話さず、施設への入所にも応じなかった。昨年12月22日午後8時ごろ、相談所職員が男性に声をかけた。ポートタワー下の路上で衣類にくるまり横になっていた。「大丈夫ですか」と問うと、目を開いて「大丈夫やで」。相談所の利用を呼びかけるビラを渡した…

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