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SUNDAY LIBRARY

本郷 和人・評『大日本史』山内昌之、佐藤優・著

◆『大日本史』山内昌之、佐藤優・著(文春新書/税別860円)

 イスラム史を専門とする山内昌之氏とロシア外交の最前線にいた佐藤優氏が縦横に語り合う。対象は日本の近現代史で、幕末から昭和の敗戦まで。タイトルの『大日本史』という名称は、2022年から高校の新必修科目となる「歴史総合」に対応している。近代日本の歩みを世界史の中に位置づけ、日本の進歩と挫折を読み解くことで世界史のより深い理解を目指す。

 重箱の隅をつつくような矮小(わいしょう)な分析的手法に終始するのではなく、広範な知識を動員することによって、日本史を総合的に復元する。そうすることによって歴史は、私たちの日常生活に指針を付与し、変革を促す知恵の源泉として立ち表れる。だが、そうした「総合的な理解」に挑むには、他に冠絶する博識と、実生活に真摯(しんし)に向き合う姿勢が必要となる。山内氏・佐藤氏でなければ本書を成立させることのできぬ所…

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