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美術

新芸術祭2017 市街劇「百五〇年の孤独」 過去を未来へ生かす=評・永田晶子

多彩な現代美術作品が展示された新しい寺「密厳堂」の内観

 廃仏毀釈(きしゃく)。現代人には遠い「教科書の中の言葉」だろう。だが、美術家集団「カオス*ラウンジ」が開催中の本芸術祭を体験すると、150年も前の出来事が今日につながる問題として生々しく迫ってくる。

 福島県いわき市で自主運営し、3回目。前回は地域の伝説に目を向けたが、今回は明治初年に吹き荒れた廃仏毀釈に着目した。調査したキュレーターの黒瀬陽平氏によると地域にあった約60の寺院は全て破壊され、復興したのは二つだけだった。

 手紙と地図を受け取り、JR泉駅周辺に点在する作品を見て回る。参加作家は約20組。ルートには歴史と関わる場所も含まれ、現実を丸ごと取り込む寺山修司の「市街劇」の手法を巧みに生かした。

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