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高齢者の多剤服用、防ぐには

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服用せずに自宅に残された大量の薬=岐阜県内の高齢者宅で(画像の一部を加工しています)
服用せずに自宅に残された大量の薬=岐阜県内の高齢者宅で(画像の一部を加工しています)

 1度に5~6種類以上の薬を服用する高齢者は多い。どれも必要な薬剤ならよいが、中には不要な薬を漫然と飲み続け、副作用が生じるケースもある。高齢者の多剤服用の解消にどう取り組めばよいのか。

 ●重い副作用も

 高齢者の多剤服用問題に取り組む病院がある。国立病院機構栃木医療センター(宇都宮市)のポリファーマシー外来だ。簡単に言えば、高齢者が服用している薬剤をチェックして、必要性を再検討する外来だ。ポリファーマシー(ポリは「多い」の意味)は一般に多剤服用または多剤併用と訳されている。何剤から多剤と言うかの定義はないが、一般には5~6剤以上を指す。

 きっかけは4年前に入院した80代の女性患者だった。心臓や腎臓に疾患をもち、すでに10種類近い薬を飲んでいたが、病院でさらに薬が処方され、最終的には14種類の薬を服用し、意識障害や不整脈など重い副作用が生じてしまった。よく調べてみると、同じような種類の薬が重複し、不適切な組み合わせの薬を服用していた。

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