ドキュメンタリー映画

週末にいかが? 暴力や搾取…人間の業描く 「サファリ」渋谷で /東京

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 渋谷区の映画館「イメージフォーラム」で27日、異色のドキュメンタリー映画「サファリ」(2016年、オーストリア、90分)が公開される。殺害の瞬間にあらわになるハンターのむき出しの感情。仲間の断末魔をじっと遠望するキリンたち。おこぼれの肉に食らいつく現地人の乾いた視線。ナレーションなしの映像は見る者に暴力や征服、搾取など人間の業を深く考えさせる。本能に響く映画だ。

 オーストリアの異才、ウルリヒ・ザイドル監督は、南部アフリカのナミビアで繰り広げられる欧州人たちのサファリを単に批判するだけではない。動物を撃ち殺した直後のハンター、涙を流しての快感をつぶさに描き出す。「我々は地元に利益をもたらしている」といったハンターたちの理屈を戯画的に紹介し、笑いを誘う。

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