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世界はこう見る TPP離脱は誤り 台湾・政治大学名誉教授 丁樹範氏

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丁樹範(ていじゅはん)氏

 トランプ氏は大統領就任前の2016年12月、台湾の蔡英文総統と電話協議した。私は、中国に揺さぶりをかけるため台湾をカードに使ったとみている。中国を過度に刺激することを避けたい台湾は戸惑った。この1年、トランプ氏のこうした予測不可能性は台湾に不安を与えてきた。だが長らく空席だった米国務省や国防総省の東アジア・太平洋担当次官補がようやく決まり、少しずつ安心感が出てきている。

 トランプ氏の重大な誤りは、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を離脱したことだ。中国が現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」などによって周辺国の取り込みを進めているのに対し、TPP離脱でアジア太平洋地域における米国の存在感は低下するだろう。米国の後ろ盾が必要な台湾にはマイナスだ。

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