草津白根山噴火

犠牲の陸曹長、隊員かばい背に噴石 友人悲痛「伊沢さんらしい」

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
ゴンドラから乗客が撮影した、降灰などで覆われ黒くなった雪面=群馬県草津町で2018年1月23日、スキー客提供動画から
ゴンドラから乗客が撮影した、降灰などで覆われ黒くなった雪面=群馬県草津町で2018年1月23日、スキー客提供動画から

 12人が死傷した草津白根山の本(もと)白根山(群馬県)の噴火で、死亡した陸上自衛隊の伊沢隆行陸曹長(49)=3等陸尉に特別昇任=が、別の隊員をかばって背中に噴石が直撃したとみられることが陸自関係者への取材で明らかになった。友人は突然の訃報に落胆した様子を見せた。

 陸自によると、伊沢さんは23日、スキー訓練をする30人の隊員のうち、上級者グループ8人の1人として午前8時半ごろから滑降を開始。同9時50分ごろにはロープウエーで上がった山頂付近から滑り始めたが、同59分ごろに噴火が起きた。周辺に噴石が飛んできたため、コース脇の雑木林に避難したが、そこにも噴石が降り、隊員が次々とけがをした。

 関係者によると、伊沢さんは別の隊員をかばおうとして覆いかぶさり、背中に噴石が直撃。現場に駆け付けたスキー場の救護員らが山麓(さんろく)に下ろしたが、伊沢さんは「肺にダメージを受けた」と話したという。

この記事は有料記事です。

残り1246文字(全文1642文字)

あわせて読みたい

ニュース特集