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第94回センバツ高校野球

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日大山形、36年ぶり4回目 雪国に「春」

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センバツ出場が決まり斎藤史弥主将(中央)を胴上げして喜ぶ日大山形の選手たち=山形市の同校で2018年1月26日午後3時21分、藤井達也撮影 拡大
センバツ出場が決まり斎藤史弥主将(中央)を胴上げして喜ぶ日大山形の選手たち=山形市の同校で2018年1月26日午後3時21分、藤井達也撮影

 第90回記念選抜高校野球大会の選考委員会が26日に開かれ、日大山形(山形市)が一般選考枠で選ばれた。36年ぶり4回目となる。冬季はグラウンドが雪に覆われるため、室内での練習に励んできたナインたち。一足早い「春」の訪れを告げる速報に歓声を上げ、寒さを吹き飛ばした。

 同日午後3時過ぎ、同高3階の会議室。待機するユニホーム姿の野球部ナイン、荒木準也監督たちの元に島津宏道教頭が駆け込んできた。「おめでとう」。感極まった声を受け、全員の顔が一斉に笑顔で崩れた。報道陣のカメラのフラッシュが一斉にたかれ、部屋は光に包まれた。

 日大山形は東北地区大会県予選は準決勝で酒田南に3-7で敗れ、県勢第3代表となった。東北地区大会では強豪の学法石川(福島)、仙台育英(宮城)を連破し、酒田南にも雪辱。花巻東(岩手)には惜敗したが、ベスト4入りを果たしていた。【的野暁】

日大山形

 「学校法人山形学園山形第一高校」として、1958(昭和33)年に創立。4年後の62年に日本大学と合併し、「日本大学山形高校」と改称した。

 日大の建学の精神に基づき、「知育」「徳育」「体育」の調和の取れた教育を目標に掲げている。スポーツコース、進学コース、特進コースの3コースがあり、生徒約1200人が学んでいる。

 野球部は開校と同時の58年の創部。センバツには3回、夏の甲子園には17回の出場経験がある。専用練習場を持ち、「熱く、泥臭く、粘り強く」をモットーとする。バスケットボール部やバレーボール部も全国レベル。

<日大山形の東北地区大会の成績>

◇県予選◇

2回戦

3-2 羽  黒

準々決勝

11-0 山形学院

準決勝

3-7 酒田南

3位決定戦

9-2 山形城北

◇東北地区大会◇

1回戦

7-2 学法石川

2回戦

1-0 仙台育英

準々決勝

7-0 酒田南

準決勝

4-6 花巻東

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