天王寺動物園

アジアゾウ「ラニー博子」死ぬ 推定48歳

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プレゼントされたスイカを食べるアジア象のラニー博子=大阪市天王寺区の天王寺動物園で2015年9月、宮武祐希撮影
プレゼントされたスイカを食べるアジア象のラニー博子=大阪市天王寺区の天王寺動物園で2015年9月、宮武祐希撮影

 大阪市天王寺区の天王寺動物園で飼育されていたアジアゾウ「ラニー博子」(雌、推定48歳)が25日、死んだ。国内のアジアゾウで4番目の高齢だった。1970年の大阪万博を記念してインド政府から贈られて以来、半世紀近くにわたり市民らの人気を集め続けた。26日から園内に献花台を設ける。

 天王寺動物園などによると、園が名前を公募したところ、万博にちなんだ「博子」が多く、姫や女王を意味するヒンディー語を加えて「ラニー博子」と名付けられたという。

 昨年夏ごろから両前足の化膿(かのう)が悪化し、歩くことが難しくなっていた。薬を塗っても鼻でぬぐってしまうため効果が薄く、今月23日からは展示スペースに出なくなり24日午後から横たわったままだった。内臓に負担がかかるため飼育員が起こそうとしたが、立ち上がることなく、25日午後5時過ぎ、ゾウ舎の中で眠るように死んだ。

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