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歴史散歩・時の手枕

即宗院(京都市東山区) 西郷と勝、絆の掛け軸

西郷と月照が密議を重ねた茶亭「採薪亭」の跡地=京都市東山区の即宗院で、玉木達也撮影

 NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の放映が始まり、幕末から明治維新を疾風のように駆け抜けた西郷隆盛への関心が改めて高まっている。東福寺の塔頭(たっちゅう)の一つとして知られる即宗院(京都市東山区)には、勝海舟との秘話が残る、西郷直筆の掛け軸などがあり、観光客らの人気を集めている。

 即宗院は1387(嘉慶元)年、薩摩国の守護大名だった6代目、島津氏久の菩提(ぼだい)を弔うため創建された。一時、焼失したが、1613(慶長18)年、島津義久によって再興され、以来、薩摩藩の畿内菩提所として深い関係で結ばれてきた。

 掛け軸には西郷直筆の七言絶句の漢詩が書かれている。西郷が1873(明治6)年に明治政府の役職を辞任…

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