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第94回センバツ高校野球

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第90回選抜高校野球

由利工、雄たけび 21世紀枠で初出場(その2止) /秋田

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センバツ出場が決まり喜ぶ由利工の選手たち=秋田県由利本荘市で2018年1月26日、宮武祐希撮影 拡大
センバツ出場が決まり喜ぶ由利工の選手たち=秋田県由利本荘市で2018年1月26日、宮武祐希撮影
【90センバツ由利工】センバツ出場が決まり雪の上をスライディングして喜ぶ由利工の選手たち=秋田県由利本荘市で2018年1月26日、宮武祐希撮影 拡大
【90センバツ由利工】センバツ出場が決まり雪の上をスライディングして喜ぶ由利工の選手たち=秋田県由利本荘市で2018年1月26日、宮武祐希撮影

 <2018 第90回記念センバツ高校野球>

「愛される学校」率先 地域奉仕活動に精

 21世紀枠での出場を勝ち取った背景は、地域に愛される学校づくりを野球部が率先している点が大きい。

 由利工は1962年創立で生徒数は375人。機械科▽電気科▽環境システム科▽建築科に分かれ、工業高では北海道・東北地方で初の「航空機コース」がある。

 近年は、少子化などの影響で、入学志願者数が定員を満たさない状況が続く。周辺校との統廃合も検討されるなか「愛される学校づくり」は学校の重要な柱になっている。

 2013年秋~15年秋には野球部員が生徒会長を務めるなど、球児らしい礼儀正しいあいさつを生徒に広める改革をけん引。また、生徒は学んだ溶接技術や資格を生かし、地域施設の車いす修理や、高齢者宅での照明器具の取り換えなど、ボランティア活動にも精を出している。

聖地で校歌を

 創立と同時に創部した野球部は現在、1、2年の41人。昨秋には悲願の東北大会に初出場し、8強入りした。

 現チームは昨夏もエース番号を背負った佐藤亜蓮投手(2年)を中心にした粘り強さが持ち味だ。佐藤投手は最速142キロの直球にスライダーなどを織り交ぜ三振を量産。大友丈(同)、佐々木聖弥(同)の両選手が守る二遊間は安定感がある。

 攻撃面では渡辺義久監督が「調子が悪くてもバント、走塁は確実にしたい」と話すように、手堅い攻めを貫く。現在はウエートトレーニングなどで基礎体力づくりに励む。

 目標は「甲子園で勝利して校歌を歌う」。夢に向かって挑戦する日々が始まった。【川口峻】

「こんな日来るなんて」 出場号外を手に笑顔

 26日午後、由利工のセンバツ出場を伝える毎日新聞の号外が由利本荘市の同校や、秋田市内で配布された。号外は「由利工に春切符」という大きな見出しが躍るカラフルな紙面。JR秋田駅などで約2000部が配られ、多くの人が笑顔で受け取った。

 号外は午後3時過ぎ、由利本荘市内のコンビニや商業施設などでも配布された。同校に駆け付けた野球部OB会事務局長の鈴木真紀子さん(56)は初代女子マネジャー。「こんな日が来るなんてうれしい。全力でサポートしたい」と声を弾ませていた。【森口沙織】


由利工の秋季公式戦成績

公式戦の打撃成績

        試合数 打数 安打 本塁打 打点 三振 四死球 犠打飛 盗塁 失策 打率

投 佐藤亜蓮  10  33  8 0   7  5  5   0   0  2 .242

捕 畑山陸翔   9  18  2 0   2  3  3   4   0  0 .111

一 木村裕太  10  41 14 0   6  3  1   3   1  2 .341

二 大友丈   10  36 10 0   5  2  0   9   0  0 .278

三 佐藤隼人  10  33  8 0   1  4  4   5   1  3 .242

遊 佐々木聖弥 10  20  6 0   3  0  4   9   0  2 .300

左 菊地浩介  10  32 10 0   2  5  5   6   2  1 .313

中 土井幹太  10  38 10 0   1  5  5   4   2  1 .263

右 石原龍之介 10  43 13 0   4  5  1   0   1  1 .302

投 太田怜央   3   2  0 0   0  1  0   0   0  0 .000

投 斎藤海龍   2   0  0 0   0  0  0   0   0  0   --

捕 田口海斗   4   2  0 0   0  0  0   0   0  0 .000

一 矢野夢翔   4   3  2 0   2  0  1   1   0  0 .667

二 小林凱斗   -   -  - -   -  -  -   -   -  -   --

三 工藤雄陽   2   3  0 0   0  2  0   0   0  1 .000

遊 大友優亮   3   3  1 0   0  1  0   0   0  1 .333

左 佐藤秀    -   -  - -   -  -  -   -   -  -   --

中 渡辺大夢   2   0  0 0   0  0  0   0   0  0   --

右 佐々木拓海  3   0  0 0   0  0  0   0   0  0   --

捕 井島虎之介  4  10  2 0   0  1  0   0   0  0 .200

三 工藤絢太   -   -  - -   -  -  -   -   -  -   --

公式戦の投手成績

     利き腕 試合数 完投 投球回    被安打 奪三振 暴投 四死球 失点 自責点 防御率

佐藤亜蓮 右   10  6  83回1/3 61  83  3  23  24 19  2.05

太田怜央 右    3  0  8回2/3   8   4  0   3   2  2  2.08

斎藤海龍 右    2  0  1       2   0  0   0   0  0  0.00


県中央地区大会

<2回戦>

○5-3秋田南

<準々決勝>

○3-2新屋

<準決勝>

○2-1金足農(延長十三回)

<決勝>

○7-3由利

県大会

<2回戦>

○5-1秋田修英

 初回、石原の右前適時打や佐藤亜の中前適時打などで4点を先制。四回にも1点を加えた。投げては佐藤亜が114球で完投した。

<準々決勝>

○6-2湯沢翔北

 好機を着実に生かして得点を重ね快勝。初回、大友丈のスクイズで先制。二回には佐藤亜の右越え適時三塁打などで3点を加えた。

<準決勝>

●1-5能代松陽

 3点を追う五回、佐々木聖の犠飛で1点を奪うも反撃はここまで。相手投手陣の好投で5安打に抑えられた。

<第3代表決定戦>

○4-1能代

 1点を追う七回、1死から大友丈の適時内野安打や石原の中前適時打などで一気に4点を挙げ逆転。投げては佐藤亜が161球11奪三振で完投。

東北大会

<2回戦>

○5-4弘前東(青森)

 2点を追う九回、井島と代打・矢野の連打などで満塁とすると、木村の左越え適時二塁打で3点を返し逆転。主戦・佐藤亜が10奪三振で完投。

<準々決勝>

●2-4花巻東(岩手)

 二回、菊地の右越え適時三塁打、佐藤隼の右越え適時二塁打で2点を先制したが、その後は無安打。七回に4失点で逆転を許した。

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