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第94回センバツ高校野球

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第90回選抜高校野球

明秀日立、夢舞台へ 甲子園初出場(その1) /茨城

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センバツ出場が決まりカメラに向かって健闘を誓う明秀日立の選手たち=茨城県日立市で2018年1月26日午後3時31分、和田大典撮影 拡大
センバツ出場が決まりカメラに向かって健闘を誓う明秀日立の選手たち=茨城県日立市で2018年1月26日午後3時31分、和田大典撮影

 <2018 第90回記念センバツ高校野球>

 待ちに待った吉報が届いた。明秀日立は26日、第90回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の選考委員会で出場校に選ばれた。同校の甲子園出場は春夏通じて初めて。選考の重要な資料となる昨秋の関東大会では、強力打線と主戦・細川拓哉投手(2年)の力投で準優勝に輝いた。出場決定の知らせに、選手たちは歓声を上げて喜び、「頂点を目指す」と夢舞台での飛躍を誓った。【川崎健、玉腰美那子、佐藤則夫】

 待ち望んだ吉報が届いたのは午後3時12分。理事長室の電話が鳴った。待機していた報道陣や学校関係者が見守る中、中原昭校長が緊張した面持ちでゆっくりと受話器を取った。大会本部からの出場決定の連絡に「ありがとうございます。お受けいたします」と答えた中原校長。こみ上げてくる喜びを抑えながらも一瞬だけ表情が緩み、最後に「しっかり頑張らせていただきます」と結んだ。

 中原校長はそのまま、選手たちの待つグラウンドへ。緊張した表情で整列した選手69人を前に、「みなさんにうれしいニュースをお知らせします。いま甲子園出場決定の知らせを頂きました。本当におめでとう。甲子園に向かってさらに精進して明秀野球の魂を大きな舞台で見せてほしい」と伝えた。

 続いて、金沢成奉監督(51)が「甲子園へ行けなかったOBや先輩たちの汗と涙が結実して今があることを忘れるな。これが第一歩。始まりであることを肝に銘じて甲子園に向け練習していこう」と語りかけると、選手たちは大きな声で「はい」と答えた。

 それから一呼吸置いて、選手たちは「よっしゃ」「やった」と歓声を上げながら青空に向かって帽子を投げ、選手同士でハイタッチをして喜びをあらわにした。

 歓喜の瞬間、グラウンドに駆け付けていた保護者たちも大きな拍手を送った。芳賀大成内野手(2年)の父勝美さん(48)=福島県棚倉町=は「私も野球をやっていたので、今日は親子の夢がかなった日になる」と笑顔。「思い切り悔いのないようにプレーしてほしい」と息子にエールを送った。

 チームの攻守を支える増田陸主将(同)は「甲子園へ行ける実感が湧いてきた。本当にうれしい。個人的にはホームランを3本打ちたい」と意気込んだ。細川投手(同)は「自分のプレーよりも、まずはチームの勝利に貢献できる投球を見せたい」と力強く語った。

号外2000部を発行

 毎日新聞社は26日、明秀日立のセンバツ出場決定を伝える特別号外約2000部を発行し、水戸駅と日立駅などで配布した。

 号外はカラー2ページ。「明秀日立に春切符」の見出しで昨秋の関東大会での戦いぶりや、学校の沿革、校歌などを紹介した。

 水戸駅では、午後4時過ぎから、販売店主らで作る「県東部毎日会」のメンバーが配布。会社員や学生らが手に取り、紙面を読んでいた。

 水戸駅で受け取った常陸太田市の主婦、星野郁代さん(46)は「一試合でも多く勝てるよう、ぜひ頑張ってほしい」と話した。【根本太一】

霞ケ浦は補欠校

 霞ケ浦(阿見町)はセンバツ出場がかなわず、関東地区の補欠校となった。昨秋の関東大会では初戦を突破したが、優勝した中央学院(千葉)に準々決勝で敗れた。

 校長室で待っていた下田陽一郎校長に吉報は届かず、県高野連から「残念ながら補欠校です」と、高橋祐二監督に電話があった。

 高橋監督は「明秀日立はセンバツに出てさらに強くなる。夏の大会は、明秀日立を追いかけられるよう、練習を重ねて強くなる」と話した。【庭木茂視】

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