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第94回センバツ高校野球

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第90回選抜高校野球

富山商、創部100年の“春” 9年ぶり6回目 /富山

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センバツ出場決定に湧く富山商の野球部員=富山市庄高田の同校で、鶴見泰寿撮影
センバツ出場決定に湧く富山商の野球部員=富山市庄高田の同校で、鶴見泰寿撮影

 <センバツ2018>

 富山商に“春”到来--。第90回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の選考委員会が26日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールで開かれ、富山商(仲井章校長)が2009年以来9年ぶり6回目の出場を決めた。春夏通算22回目の甲子園で、県勢のセンバツ出場は2年連続。昨秋の県大会優勝、北信越大会ベスト4の結果を残した部員らは、届いた吉報に喜びをかみしめた。創部100年の節目の今年、新たな歴史の1ページを刻んで全国大会に挑む。大会は3月16日に組み合わせ抽選があり、同23日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。【鶴見泰寿】

 富山商(富山市庄高田)の校長室に午後3時半ごろ、センバツ出場を告げる電話が鳴り響いた。多くの報道陣が詰めかける中、仲井校長が「謹んでお受けいたします」と承諾し、笑顔を見せた。

 仲井校長は室内練習場で行われた伝達式で、吉報を心待ちにしていた選手たちに出場決定を報告。福島幹主将(2年)が代表して「北信越代表として全力で戦う。日々の練習に取り組み、レベルアップしたい」と話し、チームの気を引き締めた。

センバツ出場を決めて創部100年目を記念する人文字をつくる富山商の野球部員=富山市庄高田の同校で、鶴見泰寿撮影 拡大
センバツ出場を決めて創部100年目を記念する人文字をつくる富山商の野球部員=富山市庄高田の同校で、鶴見泰寿撮影

 選手たちは帽子を真上に投げたり、ガッツボーズを見せて喜びを爆発させ、創部100年を記念する人文字もつくった。

 前崎秀和監督(40)は「北信越代表にふさわしい力をつけ、責任あるチームとして試合に臨みたい。県民に明るいニュースを届けたい」と抱負を語った。

 主戦の沢田龍太投手(2年)は「昨夏は出場できず遠い存在だった甲子園で投げられると、ワクワクしている。まずは1勝」と決意を新たにした。主軸の石橋航太選手(2年)は「力強いスイングが自分の持ち味。(高校通算)21本塁打を甲子園で更新したい」と意気込みを見せた。

 祝いの言葉も届いた。桶屋泰三同窓会長は「今日の感激を忘れず甲子園で全力プレーを」、山本忠久PTA会長は「日ごろの練習を発揮し、活躍を願う」とのコメントをそれぞれ出した。

 野球部員は午後5時過ぎ、早速、夢舞台に向けて練習をスタートさせた。

本紙号外を配布

富山商のセンバツ出場を伝える本紙号外を受け取る野球部員ら=富山市庄高田の同校で、大川泰弘撮影 拡大
富山商のセンバツ出場を伝える本紙号外を受け取る野球部員ら=富山市庄高田の同校で、大川泰弘撮影

 伝達式のあった室内練習場で「出場決定」を伝える毎日新聞の号外が配布された。両面カラーで、表面には「富山商に春到来」の横見出しが躍る。裏面は練習風景などの写真、チームの対戦成績、選手の個人成績などを掲載。「全員一丸 勝利目指す」の見出しでエールを送る。

 中川善寛外野手(2年)は「甲子園に行くことで新聞に載ってうれしい。次は甲子園で勝って新聞に載りたい」と話した。


春夏通算22回目

 1897年、富山市立富山簡易商業学校として創立。1922年に県立富山商業学校、48年に富山商業高校に改称した。流通経済、国際経済、会計、情報処理の4学科があり、生徒数は男子345人、女子484人の計829人。校訓に「自主協調」「明朗誠実」「進取敢闘」を掲げる。

 野球部は1918年創部。春夏通算22回目の甲子園出場となる。部員数は55人。OBには東京ヤクルトスワローズの中澤雅人さんや、広島東洋カープコーチの浅井樹(いつき)さんら。相撲部OBに、大相撲高砂部屋の朝乃山英樹さん。陸上部OBに、50キロ競歩で五輪3大会出場の山崎勇喜さん。

 富山市庄高田413(076・441・3438)。

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