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第94回センバツ高校野球

第94回選抜高校野球大会の特集サイトです。1月28日の選考委員会をライブ配信します。

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第90回選抜高校野球

瀬戸内27年ぶりの春(その1) 夢舞台で飛躍誓う /広島

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センバツ出場を決め、喜ぶ瀬戸内の選手たち=広島市東区で2018年1月26日、山田尚弘撮影
センバツ出場を決め、喜ぶ瀬戸内の選手たち=広島市東区で2018年1月26日、山田尚弘撮影

 27年ぶりに、春の便りが届いた。第90回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の選考委員会が26日、大阪市であり、昨年の中国大会で4強に進んだ瀬戸内=東区=の3回目のセンバツ出場が決まった。選手たちは出場決定の知らせに胸を躍らせ、夢舞台での活躍を誓った。大会は3月16日に組み合わせ抽選会があり、同23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。【小山美砂、寺岡俊、山田尚弘】

校長室でセンバツ選出の電話を受ける瀬戸内の神垣憲雄校長=広島市東区で、山田尚弘撮影 拡大
校長室でセンバツ選出の電話を受ける瀬戸内の神垣憲雄校長=広島市東区で、山田尚弘撮影

 午後3時半過ぎ、報道陣が詰めかけた校長室の電話が鳴った。選考委員会からセンバツ選出を知らせる一報で、神垣憲雄校長(67)は「ありがとうございます。有り難くお受けいたします」と答えた。その後、校内の人工芝グラウンドで集まった選手たちに笑顔で「センバツ出場が決まりました。おめでとう」と報告。「君たちはよく努力してきた。保護者や先生に感謝し、甲子園ではいい試合を見せてほしい」と激励した。

センバツ出場が決まり、喜ぶ瀬戸内の選手たち=広島市東区で、山田尚弘撮影 拡大
センバツ出場が決まり、喜ぶ瀬戸内の選手たち=広島市東区で、山田尚弘撮影

 中国大会以降、甲子園でのプレーを想定しながら練習に励んでいたという新保利於主将(2年)は、出場決定の知らせに「最高。非常にうれしい」と頬を緩めた。瀬戸内は、中国大会初戦で門叶直己選手(同)の4本塁打などで23得点を挙げた攻撃力が注目を集める。しかし、新保主将は「自分たちは守備のチーム。守りから攻撃につなげるのが瀬戸内の野球」と語り、「目標は全国制覇です」と力を込めた。

部員から胴上げされる瀬戸内の新保利於主将=広島市東区で、山田尚弘撮影 拡大
部員から胴上げされる瀬戸内の新保利於主将=広島市東区で、山田尚弘撮影

 4年前に就任した瀬戸内初のOB監督、長谷川義法監督(49)は、自身の高校3年間は甲子園出場がかなわなかった。「OB監督として甲子園に導くことは一つの目標だったので、ホッとしている」と胸をなで下ろし、「甲子園でも自分たちの野球は変わらない。できることを、きっちりやっていく」と気を引き締めた。

 選手たちは学校近くの練習グラウンドへ移動。出迎えた保護者らは「おめでとう」と拍手を送り、選手たちとハイタッチを交わすなど、喜びを分かち合った。竹下竜生選手(2年)の父で、保護者会会長の良二さん(50)は「よく頑張ってくれた。持てる力を出し切って、全国の強豪校と戦ってほしい」と顔をほころばせた。

号外を手に感慨

瀬戸内の27年ぶりのセンバツ出場決定を伝える号外を読む生徒=広島市東区の同校で、大坪康巳撮影 拡大
瀬戸内の27年ぶりのセンバツ出場決定を伝える号外を読む生徒=広島市東区の同校で、大坪康巳撮影

 瀬戸内の27年ぶりのセンバツ出場決定を伝える毎日新聞の号外が26日、東区尾長西2の同校などで生徒や野球部員の保護者らに配られた。

 号外は、瀬戸内の戦力や新チーム結成後の戦績、選手の個人成績などを豊富な写真やデータも交えて紹介。1年生の黒口弥琴(みこと)さんは号外を手に「野球部おめでとう。甲子園での全校応援が楽しみ」と笑顔で話していた。【大坪康巳】

野球部1918年に創部

 小学校教員を養成する学校として1901年に創立された私立校。今年で117年目。2002年に男女共学となり、07年には商業系学科を廃止し普通科のみとした。大学受験のみならず公務員や看護医療など進路に応じたコースを選択でき、幅広い教育を行う。

 野球部は1918年創部。4年前に長谷川義法監督が瀬戸内初のOB監督として就任し、当時赤だったユニホームの色を自身が高校時代に慣れ親しんだ青に戻した。部員はマネジャー5人を含め49人。

 ゴルフ部やバレー部、サッカー部などの活動も盛ん。生徒数1278人(男子656人、女子622人)。

 広島市東区尾長西2の12の1(082・261・1296)。

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