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第94回センバツ高校野球

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第90回選抜高校野球

初出場、下関国際「らしさ貫く」(その1) 悔しさ胸に「決勝まで」 /山口

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センバツ大会初出場が決まり、ガッツポーズして喜ぶ下関国際の野球部員たち=山口県下関市で2018年1月26日午後3時48分、上入来尚撮影 拡大
センバツ大会初出場が決まり、ガッツポーズして喜ぶ下関国際の野球部員たち=山口県下関市で2018年1月26日午後3時48分、上入来尚撮影

 <第90回記念センバツ高校野球>

 「自分たちの野球を全国に見せたい」--。

 下関市伊倉の下関国際に26日、全国に挑む夢の舞台が用意された。第90回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)への出場が決まった同校は、センバツ初出場。初戦敗退した昨夏の甲子園や秋の中国地区大会準優勝の悔しさを胸に、冬の厳しい練習に選手たちは励んできた。センバツ出場の快挙に県民からは「日本一を目指して悔いのないように全力で挑んで」と激励の声が上がった。一方、21世紀枠の中国地区推薦校となっていた同市後田町の下関西は惜しくも選ばれなかった。【佐藤緑平、坂野日向子】

 吉報を待つ会議室には、午後2時ごろから報道陣や関係者約30人が詰めかけた。山口和也校長(65)は「選手よりも緊張している」と落ち着かない様子で電話の前に座り、横には坂原秀尚監督(41)が待機した。

 午後3時34分、電話が鳴ると、山口校長は一呼吸置いて受話器を取った。「はい、はい」。山口校長は最初は緊張した面持ちだったが、徐々に頬を緩め「ありがとうございます」と応え、受話器を置いた。立ち上がると集まった報道陣に「本校が選ばれました」。笑顔で坂原監督と固い握手を交わした。

 山口校長はその後、グラウンドへ行き、整列している選手たちにセンバツ出場を伝え「下関国際らしい野球を十二分に発揮してほしい」と激励した。浜松晴天(そら)主将(2年)は「中国地区の代表として恥じないよう、下関国際の野球を貫いていきます」と応え、甲子園での活躍を誓った。

 その後、坂原監督をうれしそうに選手たちが取り囲み、胴上げが始まった。胴上げには引退した3年生たちも加わり、昨年の主将、植野翔仁(しょうと)さん(3年)は「2年生が中心となってしっかりやれば甲子園でも勝てると思う。自分たちがやってきたことを信じてほしい」と話した。発表の場には保護者会も駆けつけた。捕手の品川優人選手(2年)の父義人さん(47)は「ほっとした気分。選手たちはよく準備をして、一つでも多く勝ってほしい」と話した。

 センバツ初出場が決まった選手たちは、その後、早速練習を始めた。主戦で4番の鶴田克樹選手(2年)は「下関国際のプレーをして、決勝まで行きたい」と語った。

 ◆下関国際

「自主、連帯、創造」

 1964年に下関電子工業高校として開校した私立校。全日制は普通科(普通とハングル会話)と電子機械科(機械と自動車)の2科4コースがあり、通信制含め347人が在校している。

 「自主、連帯、創造」が教育方針で、部活動が盛んだ。ウエートリフティング部が県強化指定校となっており、昨年8月の全国高校総体ではウエートリフティング(94キロ級スナッチ)と体操(男子ゆか)でそれぞれ優勝した。

 野球部は65年創部で、2005年に坂原秀尚監督(41)が就任以降、09年8強、11年4強と県内の強豪に成長し、昨夏甲子園に初出場した。OBに宮崎敦次選手(ロッテ)がいる。

〔山口版〕

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