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第94回センバツ高校野球

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第90回選抜高校野球

36校決定 公立の星、実力開花 湖国の3校に吉報(その2止)

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センバツ出場が決まり、喜ぶ膳所の選手たち=大津市で2018年1月26日、猪飼健史撮影
センバツ出場が決まり、喜ぶ膳所の選手たち=大津市で2018年1月26日、猪飼健史撮影

 <2018 第90回記念センバツ高校野球>

 21世紀枠で1959年以来、59年ぶり4回目の出場を決めた膳所。大津市にある同校グラウンドでは、選手たちは帽子を一斉に投げ上げるなどして喜んだ。【森野俊】

膳所 データ野球、勝利呼ぶ

 滋賀県内屈指の県立進学校で、2017年度入試の京都大合格者数は66人と全国2位。野球部は開校と同じ1898年に創部し、甲子園出場は1934年の第11回選抜大会以来、春夏合わせて5回を数えるが、78年夏を最後に遠ざかり、未勝利のままだった。

 変化をもたらしたのは、打率より出塁率を重視するなど多角的な統計解析に基づく選手起用の導入だ。さらに今年度からデータ分析専門の1年生部員2人が加わった。

 2人は野球未経験ながら他チームの選手の打球分布などのデータを収集・分析し、それを参考に選手たちが試合中の守備位置を調整。昨秋の県大会で8強入りの成果を出し、部員たちはさらなる進化を目指す。

 40年ぶりとなる甲子園では初勝利の期待もかかり、石川唯斗主将(2年)は「難しいプレーをいかに簡単にするかを一人一人考えていけるのが強み。出るからには勝利を目指す」と意気込む。

 上品(うえしな)充朗(みつお)監督(48)は「自分たちの弱みを見せず、相手の強みを出させないチームづくりを進めたい」と甲子園での戦いを見据えている。

彦根東・近江 合同で号外

近江と彦根東の新聞部が合同で作った号外を読む彦根東の選手たち=滋賀県彦根市金亀町の同校で2018年1月26日、金子裕次郎撮影 拡大
近江と彦根東の新聞部が合同で作った号外を読む彦根東の選手たち=滋賀県彦根市金亀町の同校で2018年1月26日、金子裕次郎撮影

 滋賀県からは史上初めて複数校、しかも3校が同時にセンバツに出場することになり、県内の関係者から歓喜の声が上がった。

 滋賀県勢はいまだ春夏通じて甲子園での優勝経験がなく、第50回(1978年)のセンバツでは、前橋(群馬)と対戦した比叡山が完全試合で敗れるという苦い過去もある。今回の出場校の一つ、膳所出身の三日月大造知事は「3校出場の快挙は県民として誇らしく、決定を聞いて思わずガッツポーズをした。新しい歴史の一ページを飾り、甲子園で滋賀県旋風を巻き起こしてくれることを期待したい」と話した。

 一方、センバツ同時出場を記念し、同じ彦根市内にある彦根東の新聞部と、近江の生徒会新聞部局が協力して合同号外を製作し、両校や近隣の駅で配布した。号外はB4判片面で、各校に半分ずつ使い、監督や選手のインタビューを掲載。「彦根市から2校選出」と大きな見出しで快挙を祝った。彦根東の三田村啓佑さん(2年)は「他校と協力しての号外製作は初めて」と笑顔。近江の安居梓さん(1年)は「見出しのつけ方など、いろいろなことを学べた」と話し、互いの活躍を願った。【小西雄介】

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