仮想通貨

コインチェック 顧客返済めど立たず

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仮想通貨の出金停止について謝罪するコインチェックの和田晃一良社長(左)と大塚雄介取締役=東京都中央区で2018年1月27日午前0時55分、手塚耕一郎撮影
仮想通貨の出金停止について謝罪するコインチェックの和田晃一良社長(左)と大塚雄介取締役=東京都中央区で2018年1月27日午前0時55分、手塚耕一郎撮影

580億円不正に流出 「外部からの不正アクセス…」

 国内仮想通貨取引所を運営する「コインチェック」の和田晃一良(こういちろう)社長(27)らは26日深夜、東京都内で記者会見を開き、同社の取引所から約580億円相当の仮想通貨が不正に流出したと発表した。不正な出金を同社が察知したのは8時間以上後で安全対策が不十分だった可能性がある。同社は顧客への補償を「顧客最優先で検討する」としたが具体的なメドは立っていない。

 同社によると、26日午前3時前から複数回、外部からの不正アクセスで仮想通貨「ネム」が出金された。同社が異変を察知した午前11時25分ごろには、同社が顧客から預かるネムのほぼ全額が引き出されていた。他の仮想通貨や円には被害は確認されていない。同社は警視庁と金融庁に報告し、他の取引所にネムの取り扱い停止を要請。警視庁、金融庁は情報収集を始めた。仮想通貨の流出としては過去最大規模と見られている。

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