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第94回センバツ高校野球

第94回選抜高校野球大会の特集サイトです。1月28日の選考委員会も速報します。

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選抜高校野球

目指すは優勝 聖光学院

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センバツ出場が決まり、帽子を投げて喜ぶ聖光学院の選手たち=福島県桑折町のグラウンドで2018年1月26日午後4時7分、高井瞳撮影 拡大
センバツ出場が決まり、帽子を投げて喜ぶ聖光学院の選手たち=福島県桑折町のグラウンドで2018年1月26日午後4時7分、高井瞳撮影

 聖光に5回目の球春が訪れた--。大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールで26日にあった第90回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の選考委員会で聖光学院(福島県伊達市)の5年ぶり5回目の出場が決まった。県勢としても2013年以来5年ぶりのセンバツ決定となる。昨秋の東北大会で初優勝をたぐり寄せた猛打を武器に、東北勢初となる甲子園制覇を目指す。【高井瞳、宮崎稔樹】

 同市六角の聖光学院では、新井秀校長らが会議室で「センバツ出場」の吉報を待った。午後3時過ぎ、大会本部からの電話が鳴り、新井校長が「喜んでお受けします」と応えると、報道陣のカメラのフラッシュが一斉にたかれ、緊張に包まれていた室内が和んだ。

 その後、新井校長は斎藤智也監督らと一緒に、選手たちが待つグラウンドへ。出場決定を報告すると、選手たちは互いに抱き合ったり、「よっしゃ」「日本一を取るぞー」と歓声を上げたりした。

 エースの衛藤慎也投手(2年)は「ピンチの時に踏ん張って失点を抑えられるように頑張りたい。オフシーズンでしっかり体を作って、甲子園に向かう」と夢舞台でのプレーに思いをはせた。

 東北大会で打率6割をマークした横堀航平選手(2年)は「自分は長打を放てる選手ではないので、どんな形でもいいから出塁し、チームに貢献したい。あと2カ月の練習でいろいろな投手に対応できる力を身につける」と表情を引き締めた。

 聖光学院がセンバツで目指すのは優勝だ。昨秋の東北大会では4試合で計44点を奪う強力打線と、タイプの異なる複数の選手がしのぎを削る投手陣がかみ合い、初めて優勝旗を手にした。甲子園では、東北勢の長年の悲願である優勝旗の「白河越え」に向け、日々の練習に余念はない。

 組み合わせ抽選会は3月16日にあり、大会は同23日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する。

特別号外配布

 JR福島駅や同校周辺などでは26日夕、「聖光学院に春切符」の見出しが躍る毎日新聞の特別号外、計2500部が配られた。

 福島駅東口では駅を利用するサラリーマンや高校生らが号外を次々と受け取り、同校の歩みや初優勝を果たした昨年秋の東北大会での戦いぶりなどを紹介する紙面に見入った。

 号外を手にした学法福島高校1年の野地ももさん(16)と星愛璃さん(16)は「福島の代表として甲子園で頑張ってほしい」などと同世代の活躍に期待した。【曽根田和久】

力を出し切ってほしい

 斎藤智也監督 センバツに選ばれることを前提に練習に励んできた。昨秋初めて明治神宮大会に行った喜びと同時に、初戦敗退という悔しい思いもした。この経験を糧に選手たちにはセンバツで力を出し切ってほしい。

歴史を変える

 矢吹栄希主将  大会まで短い残り時間の中で、すきをなくし、強いチームをつくる。今年のメンバーは聖光学院の歴史を変えることを目標に入部してきた。春には優勝旗を持って、福島に帰ってきたい。

■聖光学院のセンバツ戦績■

2007年 1回戦●2-4市川  (兵庫)

  08年 2回戦●0-1沖縄尚学(沖縄)

  12年 1回戦○2-0鳥羽  (京都)

      2回戦●1-7横浜 (神奈川)

  13年 2回戦○8-0益田翔陽(島根)

      3回戦○4-3鳴門  (徳島)

     準々決勝●3-9敦賀気比(福井)

学校紹介

 聖光学院 1962年、故野田新弼(しんすけ)氏が創立したキリスト教系の私立校。校訓は「神と共に働く人に」。奉仕の精神を持ち創意工夫に富んだ人材育成に取り組んでいる。

 普通科と工業系学科の2学科あり、普通科は「進学コース」と「福祉コース」。工業系学科には「機械科」「電気科」「情報電子科」の三つがある。

 文武両道を目標に掲げ、運動、文化系を合わせて33の部活動がある。野球部は昨年まで夏の甲子園に11年連続で出場し、戦後最長記録となっている。サッカー部、柔道部、剣道部なども、福島県内の強豪として知られている。

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