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第94回センバツ高校野球

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「甲子園の借り返す」東筑20年ぶり

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センバツ出場が決まり、喜ぶ東筑の選手たち=北九州市八幡西区で2018年1月26日、津村豊和撮影 拡大
センバツ出場が決まり、喜ぶ東筑の選手たち=北九州市八幡西区で2018年1月26日、津村豊和撮影

 学校創立120周年を今年迎える東筑が、20年ぶり3回目のセンバツ出場をたぐり寄せた。昨夏の甲子園では初戦で敗退。大舞台を経験した2年生6人が主体のチームは「甲子園の借りは甲子園で返す」と誓った。

 県内有数の公立進学校で、午後8時の完全下校が義務付けられ、練習時間は限られる。グラウンドはラグビー部、サッカー部などと共用で、週2日は内野しか使えない。青野浩彦監督(57)は「少ない練習時間でうまくなろうと思えば、一球も無駄にできない。そこに集中力が生まれる」と話す。

 時間を有効に利用するために約40人の選手を4班に分け、めまぐるしく入れ替わりながらトスバッティングやバント練習などに取り組む。狭い場所でもできる素振りは、全員が毎日最低200回をこなす。青野監督は「勉強も頑張れ。眠くなったらバットを振れ」と言ってきた。

 昨夏の甲子園は、降雨中断後に長打攻勢を受け、強豪私学の済美(愛媛)に逆転負け。先発した石田旭昇(あきのり)投手(2年)は「甲子園の雰囲気にのまれてしまった」と振り返る。新チームで迎えた昨秋の九州大会では、落ち着いたマウンドさばきで相手打線を抑え込んだ。「今度こそは集中力を最後まで切らさない」と雪辱を誓う。

 過去2回出場したセンバツはいずれも初戦敗退だった。青野監督は「精神的にも技術的にも、夏より一回り大きくなったところを見せたい」と力強く話した。【木村敦彦】

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