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ストーリー

チェチェン 母たちの闘い(その2止) 「IS同調」偏見耐え

グロズヌイ空港のロビーで、シリアから帰還した子供に話しかける女性。後方は、帰還した少年に自分の娘や孫の写真を見せて「知らないか」と尋ねる女性たち=ロシア南部チェチェン共和国グロズヌイで2017年11月13日

 

 ◆娘帰還へ 母たち奔走

「世間体、関係ない」

 過激派組織「イスラム国」(IS)の支配下にあったイラクやシリアに渡っていた娘を捜すチェチェンの母親たちが、モスクワを訪れている--。そんな情報を私が得たのは昨年9月下旬だった。

 モスクワから約2000キロ南にあるチェチェン共和国は、信仰のあついイスラム教徒が多い保守的な土地柄。普段の女性たちは男性を陰で支え、口数も少ない。それが集団で、モスクワのイラク大使館などへ要請に来たというのだ。彼女たちの娘は、IS戦闘員となった夫についてイラクやシリアに渡航したが、ISの敗走で行き場を失っている。その帰還を実現させるための活動だという。

 モスクワ北郊の小さなホテルに女性たちを訪ねた。ベールをかぶり、足首まで隠れる長い服に身を包んだ10人ほどの女性が、狭い客室に集まった。まず口を開いたのは最年長のペティマト・サラモワさん(58)。語り口は穏やかだが、内容は切実だった。

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