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自転車盗

おとり有効 警報付き6台で13件減 尼崎

アラーミーを取り付けて駐輪場に置かれた自転車=兵庫県尼崎市提供

 兵庫県尼崎市は、自転車盗難を抑制するために「おとり」自転車を仕掛けた社会実験「アラーミー」の結果をまとめた。3カ月間、振動を感知すると警報が鳴る鍵を取り付けた自転車を市内の3カ所に置いたところ、前年同期比で13件減少した。アラーミーをPRしたことで市全域でも同153件減る波及効果があったと市は分析。年間2000件以上の自転車盗難対策への切り札と期待し、アラーミーを仕掛けるエリアを拡大する方針だ。【田辺佑介】

 「アラーミー」は、警報を意味する「アラーム」と、住民の自転車に見せかける「ダミー」を合わせた市の造語。

 昨年9月13日~12月12日、阪急武庫之荘駅南口とJR尼崎駅北口の周辺、市役所職員駐輪場の3カ所に、計6台を置いた。6台のうち半分は目に付きやすい場所に置き、付近には「自転車を盗もうとするとアラームが鳴ります」という警告文も掲示。注意喚起を促した。

 市によると、実施期間を含む9~12月の盗難発生件数は、元々、盗難が発生していなかった市役所駐輪場がゼロ、武庫之荘駅で前年46件から38件(減少率17.4%)に、JR尼崎駅で同42件から37件に減った(同12.0%)。

 一方、市全体でも823件から670件に減った。減少率は18.6%と、実施エリアの減少率を上回った。市によると、実験開始時に報道され、市民の認知度が高まったためとみられるという。「アラーム付きの鍵はどこで買えるのか」との問い合わせがあったほか、駐輪場管理人からは「サドルを盗むといったいたずらが減った」という声も寄せられたという。

 市内全体の自転車盗難件数は、2008年の3704件をピークにゆるやかな減少曲線を描き、17年はこの10年で最少の2193件。ただ、前年より増えた年があったり、ある年に減った月も別の年では増えたりしており、一貫性がないため対策を取りづらい。その中で「アラーミーは効果が得られた」(市生活安全課)。市は実施エリアを増やし、アラーミー効果の拡大につなげたいとしている。

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