- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

ピンと立った三角の耳。くぼんだ額の横に、つり上がった小さな目。北海道原産の天然記念物「北海道犬(いぬ)」だ。かつてアイヌ犬と呼ばれ、アイヌの人たちと生活を共にする犬だった。近年、携帯電話のテレビCMで知られるようになり、道外にも人気は広がっているが、頭数は年々減少。道内の保存団体などが地道に保存活動を続けている。
かつてヒグマ、オオカミなどがすむ原生林に囲まれ、自然と共生していたアイヌの人々には、頼りになる相棒だった。獣を狩る際の猟犬として、住居を守る番犬として、高い能力があった。気性が強いが、辛抱強く賢い性格で、家族と認めた人間には忠誠心が強いといわれる。粗食で寒さに強い体は北海道に適し、生活に無くてはならない存在だった。
この記事は有料記事です。
残り1277文字(全文1594文字)
あわせて読みたい
スポニチのアクセスランキング
現在
昨日
1カ月