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東筑打線は九州地区大会、県予選の計10試合で本塁打3本と決して長打力があるわけではない。しかし、光るのは数少ない好機を生かす勝負強さだ。
昨年10月7日、小倉との九州地区大会県予選準決勝。相手の好投手を打ちあぐね、1-3と2点リードされた七回裏、代打の江藤那央選手(1年)のヒットを足がかりに2四球と犠打をからめ、2番・田中将悟選手(2年)と4番・野口皓生(こうき)選手(2年)の適時打で同点に追い付いた。この粘りが、延長十一回、田中選手のサヨナラランニング本塁打につながった。
昨夏の甲子園に代打出場した野口選手は「勝負どころで点をとるか、とれないか。その重要性は痛感しましたから」と話す。昨夏の済美(愛媛)戦では、四回に4連続長短打で一度はリードを奪ったが、降雨中断で流れを断たれた。再開後、済美に3点本塁打を浴びたことなどが響き逆転負け。相手の10安打を上回る13安打を放ちながら、チャンスを生かしきれなかった。野口選手は劣勢になった後、スタンドの歓声が急にプレッシャーに感じられたといい、「大舞台で流れをつかんだ時の強さと、手放した時の怖さを痛感した。今回はスタンドも巻き込み、一気にたたみかけたい」と話す。
固め打ちを可能にする切れ目ない打線も特長だ。石田旭昇投手(2年)は打順9番ながら、新チームでの打率は4割を超える。九州地区大会準々決勝の神村学園(鹿児島)戦では三回に先制適時打。五回2死二塁の場面でも「下位打線だから簡単にカウントをとりにくると思って」(石田投手)甘く入った直球を振り抜いて、適時三塁打とした。
青野浩彦監督(57)は「みんなしっかりバットが振れるようになっている。下位打線からでも好機が作れる打線ができてきた」と期待をかける。【木村敦彦】=つづく
〔福岡都市圏版〕
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