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<くらしナビ ライフスタイル>
「人生100年時代」が意識されるなか、社会人になってから新しい技術や手法を学び直す「リカレント教育」が注目されている。大学院や資格スクールでは40~50代の姿も目立つ。学びに取り組むミドル世代の意識を追った。
●定年後に備えて
火曜日の午後8時。東京都港区のビルにある金沢工業大学(KIT)虎ノ門大学院の教室ではスーツ姿の人たちがノートパソコンを開き、課題に取り組んでいた。経営管理(MBA)と知的財産マネジメントの修士号を得られる1年制の社会人大学院。第一線で活躍する実務家を講師陣にそろえ、平日夜間と土日曜に開講し、出席できない場合でも後で講義映像を視聴できるなど、忙しい社会人の学びをサポートする。
学生の業種は多彩だ。加賀谷諭さん(33)は東京都の私立高校の国語科教諭。2015年に広報責任者となり塾や経営コンサルタントとの打ち合わせが増えたことから経営学への関心を高めた。「学びは刺激が大きく、視野が開ける。将来や定年後も差別化できる人材を目指す」と話す。
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