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兵庫県警

「県警桃太郎でドーム行く」元プロ投手が巡査に

笑顔でキャッチボールをする坂寄晴一投手=兵庫県三田市上内神で、黒川優撮影

元オリックスの坂寄投手 県警野球部で都市対抗野球目指す

 元プロ野球・オリックスの坂寄晴一投手(27)が兵庫県警の警察官採用試験に合格し、同県警硬式野球部「県警桃太郎」で第二の野球人生を歩み始めた。同部初のプロ経験者として、今春に始まるシーズンからマウンドに上がる。「都市対抗野球の本戦出場を」と目標を掲げるとともに「小さな子が憧れるような警察官になりたい」と夢を描く。

     坂寄投手は茨城県立鉾田一高、国士舘大をへて、JR東日本で活躍し、2014年のドラフト会議でオリックスから6位指名を受け入団。最速142キロの直球と多彩な変化球、制球力に定評があり、即戦力左腕として期待されたが、「投打とも高レベルな周りの選手を見て、自信を失ってしまった」。1年目の15年9月、西武戦で1軍初登板を果たしたが、3分の2回を投げ2失点。これがプロ唯一の1軍公式戦登板となり、16年秋に戦力外通告を受けた。同年夏に結婚したばかりだったが、「まだ野球に区切りをつけるのは早い」と思い、大学の先輩が所属していた県警桃太郎を志望した。

     県警桃太郎は意欲ある優秀な警察官を確保するため、11年に設立された。警視庁と並び全国で二つしかない警察官の硬式野球チームだ。知名度も活動資金も乏しく、防球ネットやトレーニングルームは手作りだが、選手数は設立時の16人から45人に増えた。16年度の全日本クラブ野球選手権大会に初出場、初勝利を果たすなど実力を付けている。

     坂寄投手は17年8月に採用試験に合格。同年10月から初任科生として警察学校で学ぶ。先輩部員たちと時間が合わないため、今は同じ初任科生の2、3人で練習する程度だが、「ボールとグラブがあれば野球はできる。一度野球から離れた分、何をしても楽しい」と目を輝かせる。

     元プロの加入はチームにとってもいい刺激だ。一緒に練習している初任科生で、滝川第二高(神戸市)卒の後藤練投手(19)は「上の世界で戦っていた人。トレーニングの仕方、キャッチボールでの体の使い方、全てが勉強になる」と質問攻めにしている。高司健司監督(45)は「プロで培ったものを伝えてもらいながら、チームの勝利に貢献してほしい」とエース級の活躍を期待している。【黒川優】

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