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第94回センバツ高校野球

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センバツ90/3 明徳義塾・2年 谷合悠斗左翼手 4割4分、復活の主砲

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=渡部直樹撮影 拡大
=渡部直樹撮影

谷合(たにあい)悠斗左翼手

 1年夏から3季連続で甲子園に出場してきたものの、昨秋は打撃不振に苦しんだ。「高校に入ってから一番しんどい時期だった」

 初めての甲子園は2016年夏。1年生ながら背番号18でベンチ入りし、先発起用もされた。2年夏には4番を任された。しかし、甲子園から戻った後、順風満帆だった高校野球生活で初めてのスランプを経験した。

 練習試合でも調子が上がらないまま、秋の高知大会を迎えた。4試合で5安打という数字も物足りないが、それ以上に好機で打てなかったことに悩んだ。打順は6番に。状況を打開すべく、打撃フォームの修正に取り組んだ。ミートの瞬間に体が開かないよう、打撃姿勢からの見直し。「しんどい時期を超えたら必ず上がってくる」という馬淵史郎監督の言葉を信じ、バットを振り続けた。

 四国大会に入って徐々に、その成果が表れた。英明(香川)との決勝では、九回に内野安打を放ち、市川の二塁打で生還して逆転。チームを2年連続の優勝に導いた。さらに明治神宮大会準決勝の静岡戦では、八回に同点となる左越え2点本塁打。終わってみれば秋の公式戦でチーム最高の4割4分1厘。右の強打者は完全復活した。

 昨春のセンバツ1回戦では、本塁打を放ったものの、延長の末に早稲田実(東京)に敗退。話題はすべて清宮幸太郎(現日本ハム)にさらわれた。「今度は自分がヒーローになる」。4度目の甲子園に向け、力強く誓った。【丹下友紀子】=つづく

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