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旧優生保護法を問う

旧優生保護法下で不妊手術を強制された障害者らの記録に関する毎日新聞の全国調査で、強制手術を受けた人の約8割に当たる1万2879人の資料が確認できなくなっていることが判明した。「記録のない被害者」をどう特定し、救済につなげるか。

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旧優生保護法

強制不妊手術、今も悲しみ 提訴断念の女性

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「訴訟をきっかけに多くの人が名乗り出てほしい」。16歳で優生手術を強制された70代女性が訴えた=宮城県で2018年1月18日、遠藤大志撮影
「訴訟をきっかけに多くの人が名乗り出てほしい」。16歳で優生手術を強制された70代女性が訴えた=宮城県で2018年1月18日、遠藤大志撮影

 「他にも手術を受けた人は全国にたくさんいる。今回の訴訟をきっかけに名乗り出てほしい」--。旧優生保護法下で強制的に不妊手術を受けた宮城県の60代女性が30日、全国初の国家賠償請求訴訟を仙台地裁に起こしたことを受け、同じく手術を強制された同県内の70代女性が訴えた。県に自身の手術記録の開示請求をしたが「破棄されていた」とされ、裁判を起こせなかった。女性が悲しみの半生を振り返った。

 女性は県沿岸部の出身。中学3年の時、仙台市内の知的障害児の教育施設に入所し、卒業後は生活の保証人となる「職親」に預けられた。

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