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ヒトの臓器を動物の体内で作る研究指針について、改定内容を検討していた文部科学省の専門委員会は29日、報告書案を公表した。ヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)を入れた動物の受精胚を、動物の子宮に着床させて出産させることが認められていなかったが、創薬と安全性を確かめるための基礎研究に限って容認。ただ、ヒトへの臓器移植は「現時点で安全性の観点から認められない」とした。
この方法で生まれた動物の交配や、ヒトの生殖細胞を持たせた動物からヒト胚をつくることは禁止した。文科省は年内にも指針を改定する。ヒトへの移植に道が開けるが、安全や倫理面で議論が続くとみられる。
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