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栗山民也 歴史の声、もう一度 井上ひさし「シャンハイムーン」を演出

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=小川昌宏撮影
=小川昌宏撮影

 研ぎ澄まされた演出で、20本近い井上ひさし作品を鮮やかに提示してきた栗山民也。激動の上海を舞台に、文学者魯迅と彼を巡る4人の日本人らの姿を描く井上中期の戯曲「シャンハイムーン」を初演出する。「初期の暴れん坊の芝居とは大きく違って、何かスーッと透明に人々を慈しむ、祈りのような物語」と話す。

  ■   ■

 舞台は昭和9(1934)年8月から9月にかけての上海。国民党政府による弾圧から逃れるため、魯迅(野村萬斎)と第2夫人広平(広末涼子)は友人の内山夫妻(辻萬長、鷲尾真知子)が営む書店に避難。魯迅の体は長い逃亡生活で病にむしばまれているが、医者嫌いとあって……。歌はなく、6人の緻密なセリフ劇である。

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