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旧優生保護法を問う

旧優生保護法下で不妊手術を強制された障害者らの記録に関する毎日新聞の全国調査で、強制手術を受けた人の約8割に当たる1万2879人の資料が確認できなくなっていることが判明した。「記録のない被害者」をどう特定し、救済につなげるか。

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旧優生保護法

提訴 「1人じゃない」原告女性の義姉、団結呼びかけ /宮城

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旧優生保護法の下で強制された不妊手術について国に損害賠償を求める提訴を前に、横断幕を持って仙台地裁に入る原告団ら=仙台市青葉区で、喜屋武真之介撮影
旧優生保護法の下で強制された不妊手術について国に損害賠償を求める提訴を前に、横断幕を持って仙台地裁に入る原告団ら=仙台市青葉区で、喜屋武真之介撮影

 「国民を守るはずの法律が、なぜ『障害者は生きてはいけない、子どもを産んではいけない』というものだったのか、すごく残念」。旧優生保護法下で不妊手術を強制された県内の60代女性が、国に損害賠償を求めた全国初の訴訟。提訴後、女性に代わり仙台市内で記者会見に臨んだ義理の姉らは、そろいのピンクの飾りを手首にまき「同じように苦しんできた人は勇気を出して声を上げてほしい」と呼び掛けた。【鈴木一也】

 会見には同じく不妊手術を強制されながら記録がなく提訴に加われなかった県内の70代女性も出席した。「書類がないため全然前に進めない。私も年を取ってもう時間がない。どうしたらいいか悩んでいます」。女性が苦しい思いをこう打ち明けると、義姉は「一緒に頑張りましょう。1人じゃないですから」と肩を抱いた。

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