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複数の道路が立体的に交差する「ジャンクション」は、車を運転する人にはおなじみの存在だ。何層にも重なり、曲がり、別々の方向に流れていく道路を見て「いったい誰が考えるのか」と感心していたが、実は愛好家も少なくないようで……。
東京都杉並区の会社員、柳瀬直裕さん(44)は、ジャンクションにハマって30年以上になる。最初に「ジャンクションの定義は難しい」と教えてくれたが、おおざっぱに「高速道路の立体交差」と理解してよさそうだ。実際には一般道路同士の立体交差のケースもあるし、平面交差を含むジャンクションも存在するという。
ジャンクションは運転しながらではじっくり眺めるわけにもいかず、構造は分かりづらい。また、繰り返し通過するのも大変だ。愛好家はもっぱら外から見て楽しむ。巨大な構造物に近づいて地上から見上げる「下から」派や、空撮写真や地図から形状を確認する「上から」派がいるが、柳瀬さんは「上から」派だ。
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