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らっこ・ライブ・レビュー

ジェイソン・モラン&ザ・バンドワゴン 高みからジャズの地図見る

ジェイソン・モラン&ザ・バンドワゴン(撮影:Makoto Ebi)

 ビヨンセやロバート・グラスパーが通った米ヒューストンの芸術高校の先輩でもあるジェイソン・モランは、在ニューヨークの俊英と言うにふさわしいジャズピアニストである。音大卒業後に名門ブルーノートレコードからデビューし、長年同社から厚遇されてきた事実にも、それは表れている。

 ソロピアノ表現から映画や美術館のための音楽作り、さらにはチャールズ・ロイドのような巨匠の伴奏まで、とても多様な活動を鋭意展開している彼にとって、その活動の中央にあるのがザ・バンドワゴンと名付けられたトリオだ。ベーシストのタラス・マティーンとドラマーのナシート・ウェイツとの3人で、20年近くも不動の顔ぶれで活動してきている。

 オリジナル曲から偉大な先達であるセロニアス・モンクの曲まで、モランたちは鮮やかにそれらを“旅”させる。その様は時代という枠を思うまま超えるものであり、自分流儀のジャズ地図を大きく浮かび上がらせている感覚を接する者に与える。ソウルやヒップホップも愛好する彼はもともと自由な幅の広さを抱えていたが、ジャズピアニストとしての太い矜持(きょうじ)のようなものを今回これまでになく強く表出。ゆえに、多分に革新…

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