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坐摩神社の鳥居は、三つの鳥居を組み合わせた独特の形をしている=大阪市中央区久太郎町4渡辺で、松井宏員撮影

 ◆大阪市中央区

 近松門左衛門の「曽根崎心中」の冒頭に、三十三カ所観音めぐりが出てくる。その三十三番札所が、御霊神社境内にあった宝城寺だった。御霊神社はもともとは靱の地にあったので、境内には「うつぼ」の碑が建立されている。

 南へ下ると本町通にぶつかる。西横堀川跡を走る阪神高速道路の高架下に、信濃橋の親柱が残されている。傍らの説明板によると、古くは富田町橋とか問橋と呼ばれていたそうだ。信濃橋の名は、このあたりが信濃町だったからだろう。大阪案内人の西俣稔さんが古地図を手に「ここも斜めに架かってたんです」。なるほど、筋違(すじかい)橋とは逆で、左肩上がりになっている。今も本町通は、高架下を斜めに通っている。

 橋は西横堀川の埋め立てで姿を消したが、その名前は阪神高速出入り口や交差点などに残っている。地下鉄四つ橋線の本町駅は、開業時は信濃橋駅だったという。ちなみに、毎日新聞のデータベースで信濃橋を検索すると、信濃橋画廊が最も多くヒットする。現代美術の最古参画廊として関西のアートシーンに大きな役割を果たしたが、2010年に閉廊された。橋はなくとも名は残る例はけっこうあるが、ひょっとしたら信濃橋はその代表例…

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