メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

記者の目

茨城・中3自殺「突然死」で調査 「いじめ隠蔽」教育は襟正せ=玉腰美那子(水戸支局)

中島菜保子さんの父考宜さん(右)と母淳子さん=茨城県取手市で、玉腰美那子撮影

 2015年11月に自ら命を絶った茨城県取手市立中3年の中島菜保子さん(当時15歳)へのいじめを調査する県の第三者調査委員会が昨年12月20日に初会合を開いた。私は、菜保子さんの自殺の事実を伏せて生徒に聞き取りした調査を基に「いじめはなかった」と判断した市教育委員会の対応を取材してきた。自殺後の学校や市教委の対応を余さず検証し、当初、いじめを認めなかった真相を明らかにしなければ、いじめ対策に取り組むうえで必要な子どもや保護者の信頼は回復しない。

 「2度殺されたようだ」。菜保子さんの父考宜(たかのぶ)さん(46)が取材に何度も口にした言葉だ。両親は死亡当日、遺体の横で教頭から自殺の事実を伏せる方針を告げられた。「死に損にならないよう、ちゃんと調べてほしい」とすがる母淳子さん(47)に教頭は「責任を持って調べたい」と答えたが、約束は果たされなかった。

 学校だけの問題ではない。市教委は、菜保子さんが死亡した日の夜に臨時会議を開き、自殺の事実を伏せて、他の生徒や保護者に「突然死」と伝える方針を決めた。「受験を控えた子どもらへの配慮」が理由だったとするが、本当にそうだろうか。

この記事は有料記事です。

残り1513文字(全文2003文字)

コメント

投稿について

読者の皆さんと議論を深める記事です。たくさんの自由で率直なご意見をお待ちしています。

※ 投稿は利用規約に同意したものとみなします。

利用規約

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. サッシャさんも感染 山本裕典さんらの舞台で共演  出演者ら14人感染確認

  2. 「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」 ツイートが大反響を呼んだ三つの視点

  3. 山本太郎の現在地 (下)「世の中、見えてんのか?」 消費税5%、強気崩さないワケ

  4. 池袋母子死亡事故 現場近くに慰霊碑、除幕式 松永さん「事故のない社会に」

  5. 連日200人超は第2波か 保健所「手いっぱいだ」 病院「もう少し先か」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです