トランプ米大統領は30日、一般教書演説で「安全で強い、誇りある米国の建設」をテーマに「新しい米国の時代」をアピールした。演説で注目すべきポイントはどこか。米国専門家2氏に聞いた。
今回の一般教書演説では経済分野を中心にして、前向きのメッセージを送り、分断が深まる社会を融和しようと演出していた。途中で紹介するゲストには、トランプ政権に批判的な黒人や女性を招くような努力も見られた。トランプ大統領自身も落ち着いて演説に臨み、情け深い国父のように振る舞っていた。
しかし後半の移民問題になると、不法移民がもたらす脅威や恐怖を取り上げ、国内融和を訴えた点が気になった。トランプ氏は1年前の就任演説でも、昨年2月の議会演説でも、国内融和を訴えていた。ところが翌日になると、問題を起こすようなツイートをして別人格に戻ってしまう。このパターンを繰り返してきたから、今回の演説も白々しく感じられた。逆に言えば、場面場面でパフォーマンスを変えていき、原理原則のないトランプ氏…
この記事は有料記事です。
残り883文字(全文1340文字)
毎時01分更新
「人生100年時代」に向けた課題について取材先と話をしてい…
菅義偉首相が18日に行った施政方針演説は、11都府県を対象…
6年半前、サッカー界のスター、クリスティアノ・ロナルド(3…