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第103回全国高校野球選手権

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ミレニアムの球児たち

センバツ90/5 明秀日立・2年 細川拓哉投手 エース、揺るがぬ自覚

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細川拓哉投手・明秀日立(茨城)=川崎健撮影 拡大
細川拓哉投手・明秀日立(茨城)=川崎健撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

 中学までは三塁手。高校入学後すぐに腕の振りの良さをかわれて投手に転向した。「最初は興味なかったので、投げろと言われてびっくりした」。自身の投球が勝利に直結する投手の重圧になかなか慣れることができず、マウンドでは自信を持てずにいた。

 背番号1をつけて臨んだ昨秋の関東大会。帽子のつばの裏に「自信」の二文字を書いた。1回戦の山梨学院戦では被安打5で完投。2日後の健大高崎(群馬)戦では15安打されながらも9回を投げ抜き、ガッツポーズを見せた。140キロ台中盤の直球を主体に2完投を含む全4試合に登板し、自身の右腕でチームを初の決勝へ導く活躍。「開き直って腕がちぎれるくらい投げてやると思った」。エースとしての自覚は揺るぎないものとなった。

 400メートルの自己ベストは51秒台。中学3年時に県の陸上大会の400メートルで優勝したというほどの俊足で、普段の走り込み練習でもトップを走る。現在の直球の最速は144キロで、150キロを出すことが今年の目標だ。

 兄は2017年、明秀日立からプロ野球・DeNAに入団した細川成也(19)。10月には1軍デビュー戦から2試合連続本塁打を放って注目された外野手だ。「兄は目標であり、刺激をくれる存在」。だが、「今はまだ細川の弟と言われているので、細川拓哉として認めてもらえるように頑張りたい」。その言葉に決意がにじむ。【長田舞子】=つづく

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