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京都大

追加合格へ 昨年2月入試、物理で解答不能設問

京都大学=京都市左京区で、望月亮一撮影

 京都大(京都市)が昨年2月に実施した一般入試(前期日程)の物理の問題について、不適切な設問があったとの検証結果をまとめた。合否判定をやり直して、不合格とした複数の受験生を追加合格とする措置をとる方針。1日午後4時から記者会見して発表する。

 「解答不能な設問がある」という趣旨の指摘が外部から複数あったことを受け、1月から京大が対応を検討していた。

 ミスがあったのは、移動中の音源から出て壁に反射した音が、元の音と干渉して弱め合う条件を問う設問。物理は工学部の受験生約2600人の必須科目で、理学部、医学部、薬学部、農学部など計約2400人の受験生の選択科目だった。

 指摘した人物の一人で東京都杉並区の予備校講師、吉田弘幸さん(54)によると、音波の質や音源と聞き手の位置関係など、正解を導くために必要な条件が明示されておらず、解答できないという。大手予備校の解答速報でも「正答」は分かれていた。吉田さんは、1月に発覚した大阪大の出題ミスを巡っても昨年8月、阪大にメールで問題点を指摘した。

 今回の京大の問題を巡っては昨年6月10日、大阪府内であった入試問題検討会でも不備を指摘する意見が出た。高校教諭や予備校講師らを中心に、阪大などを含む関西の複数の大学関係者も出席していたが、京大関係者はおらず、指摘は伝わらなかった。

 阪大のケースでは、昨年6月以降、外部から複数の指摘があり、3回目になってミスと判断した。阪大は合否判定をやり直した結果、不合格とした30人を追加合格とし、今年4月の入学を認めることにした。既に他大学に入学したり、予備校に通ったりしている場合は、その授業料や転居費用なども補償する方針も示した。

 阪大のミス発覚を受け、文部科学省は、外部からの指摘を受け付ける専用の窓口を設けることにした。【野口由紀】

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