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人生は夕方から楽しくなる

漫画家・白土三平さん 心は「飛んでるぜえ」 「カムイ」から自由に

「昔は、このあたりの漁師は友達でね。よく酒を飲んだ。今はみんなあの世の人だけど、それもまた人生だ」=千葉県富津市で、和田大典撮影

 東京の都心からごとごと、列車を乗り継いで3時間ほど。「伝説の漫画家」は房総の小さな漁村の、海べりの自宅兼アトリエで暮らしていた。

 「あなたは40歳過ぎ? うーん、若いねえ。時代が違うから……果たして話が合うかなあ」

 今年で86歳。少々取材に迷惑そうだったけれど、元来が話好きなのだろう。自宅のこたつに潜り込み、よもやま話を始めれば、映画の話から人生論まで、よどむところがない。

 「ジョン・ウェインなんかは、同じ西部劇でも若いころと晩年は、そりゃもう、演技がまったく別でね。それというのも……」といった具合である。

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