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第94回センバツ高校野球

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’18センバツ明徳義塾 第1部・「春」への軌跡/中 試練を越え神宮へ /高知

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秋季四国地区高校野球大会の決勝を制し、優勝を喜ぶ明徳義塾の選手たち=高知市春野町芳原の県立春野球場で、松原由佳撮影 拡大
秋季四国地区高校野球大会の決勝を制し、優勝を喜ぶ明徳義塾の選手たち=高知市春野町芳原の県立春野球場で、松原由佳撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

 シード校として秋季四国地区高校野球大会県予選に出場した明徳義塾は2回戦、準々決勝とコールド勝ち。順風満帆に見えたが、準決勝の高知商戦で試練の時を迎えた。

 一回に高知商が1点を先制。明徳義塾は四回には同点に追いつき、五回裏には逆転し、3点リードで九回へ。しかしフォームが固まらず「(配球が)単調になってしまった」(市川悠太投手)結果、3点を奪われ、再び同点に。延長戦へもつれ込んだ。

 それでも、4番・谷合悠斗選手(2年)が適時三塁打を放つなどし、サヨナラ勝ち。5年連続28回目の四国大会出場を決めた。市川投手は「この1年間で、高知商戦が一番しんどかった。負けてもおかしくなかった」。そんな激闘を経て、選手たちは決勝へ進んだ。

 県予選最後の相手は、新人戦で敗れた高知。「同じ相手に2度負けるわけにはいかない」と選手たちは奮い立った。市川投手は、途中登板した新人戦で直球を打たれた経験から配球を工夫し、1失点に抑えた。安打数は同じながらも、渡部颯太選手(2年)の本塁打などで5点を奪い、5-1で勝利。2年ぶり19回目の優勝を果たした。

 そして、高知県1位校として出場した秋季四国地区高校野球大会では、初戦の生光学園(徳島)戦を、13-0で五回コールド勝ち。準決勝の松山聖陵(愛媛)戦も3-1で勝利した。

 だが決勝の英明(香川)戦で再び苦戦を強いられることになる。二回に英明に先制されると、その後は投手戦となり、両者スコアボードに0が並んだ。馬淵史郎監督(62)も「相手投手が良かった」とうなる。1点を追う状況で迎えた九回、安田陸捕手(1年)の二塁打に敵失が絡み同点とすると、市川投手の適時二塁打で逆転勝ち。明治神宮野球大会への切符を手に入れたが、薄氷の勝利だった。

 優勝が決まった直後も、馬淵監督は喜びより先に課題を口にした。「11安打も打っておいて打線がつながらない。これから」。目線は既に、明治神宮で待ち構える全国強豪との戦いに向けられていた。「うちの投手は全国レベルだと思っている。決勝まで行くつもりでやっていく」【松原由佳】

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