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記者の目

トランプ大統領 就任1年 排外主義は米にテロ招く=國枝すみれ(ニューヨーク支局)

米南部バージニア州で白人至上主義者と市民が衝突後、トランプ大統領に反発し、人種差別主義に抗議する市民=ニューヨーク市のトランプタワー近くで2017年8月14日、國枝すみれ撮影

 トランプ米大統領の就任から1年たち、米社会の激変を感じている。トランプ氏が不法移民やイスラム教徒に対する差別発言を続けることで、差別に同調する雰囲気が生まれ、過激主義者にテロの口実を与えている。米国はかつてないテロのリスクに直面していると危惧する。

 「同じ食べ物を食べないやつらを信じられるか」。1月中旬、西部アリゾナ州で不法移民全員の強制送還を求める共和党政治家の集会で、トランプ支持者の発言に驚いた。イスラム教徒の入国に反対する理由として、「その一人がニューヨークでテロを起こしたじゃないか」という支持者もいた。一般市民が差別や偏見に満ちた言葉を平気で口にするようになっている。支持者の多くは、貧しい国からの難民や不法移民を「社会の重荷」とみていた。

 トランプ氏は2015年6月の出馬宣言でメキシコ人を「レイプ犯」と呼び、就任直後にイスラム教国からの入国禁止令を出した。今年1月には中米のハイチやエルサルバドル、アフリカ諸国を「肥だめのような国」と呼んだとされる。12年の共和党大統領候補だったミット・ロムニー氏は、差別発言をする者が国のトップに立てば「国民の心と性格を変えてしまう」と警告したことがある。その通りになったのだ。

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