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メディア報道
【ベルリン中西啓介】ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)がディーゼルエンジン車から出る排ガスを人や猿に吸わせる実験をしていたと独メディアが報じ、波紋を広げている。責任を取りVWの幹部が辞任に追い込まれた。VWでは2015年に米国での排ガス規制逃れ事件が発覚しており、相次ぐ不祥事に倫理観を問う声が高まっている。
独誌シュピーゲル(電子版)などによると、実験を行ったのはVWやBMW、ダイムラーなどで作る研究機関で、VWが主導的役割を果たした。独国内で13年、ボランティアの被験者25人を対象に3時間にわたって排ガスを吸わせる実験を実施。14年には、米国内で猿10頭に4時間にわたって排ガスを吸わせる実験を行ったという。
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