- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
大阪大に続き、京都大でも明らかになった入試出題ミス。先月の阪大の発表をきっかけに、京大の設問に対しても疑問の声が次々と寄せられ、合格発表から1年近くたってから17人に追加合格を出す事態に追い込まれた。指摘後は素早く対応したものの、入試への信頼は大きく傷ついた。【鳥井真平、飼手勇介、池田知広】
「これから受験に挑もうとしている受験生もいる。ご迷惑、動揺を与えることになってしまい、深く反省しないといけない」。記者会見で京大の幹部は苦渋の表情を浮かべた。
京大がミスの可能性について、外部から初めて指摘を受けたのは1月15日。すぐに高校教科書の検証や採点のやり直しなどを進め、約2週間で決着を図った。2月から本格的な入試シーズンに突入するため、文部科学省も検証を急ぐよう京大側に要請していた。会見で、京大の森田正信理事は「できる限り速やかに最善のスピードでやった」と強調した。
この記事は有料記事です。
残り594文字(全文982文字)