カンボジアのごみ山で働く子供たちに夢を…日本人青年が始めた“バナナペーパー”事業って!?
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世界遺産のアンコールワットで知られるカンボジアのシェムリアップ。多くの観光客で賑わう一大都市だが、中心地からほど近い小さな村に巨大なごみ山が存在しているのをご存じだろうか?
毎日シェムリアップから持ち込まれる膨大なごみ山の村で暮らす人々の生活水準の向上と雇用創出を目指し、現地でバナナの廃材を使った新たな事業を立ち上げたバナナペーパーデザイナーの山勢拓弥がドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS製作著作/TBS系全国ネット、2月4日午後11時~11時半)に登場する。
カンボジアにはごみ焼却施設が無く、毎日シェムリアップから出るごみがここアンルンピー村に廃棄される。村人たちの中には集めたビンや缶を売って生計を立てる人も多く、割れたガラスや注射針など危険物が散乱し悪臭漂う劣悪な環境の中、幼い子供たちも親と共にごみを集めているのが現状だ。
19歳の時、偶然この村を旅行で訪れた山勢は、その光景に強い衝撃を受け「子供たちがごみ山で働かなくて良いシステムを作りたい」と5年前に村人たちの雇用創成と生活水準の向上を目的とした団体を設立。現地に自生するバナナの木の繊維から紙を作る“バナナペーパー”事業と、授業料無料の日本語学校を運営し現地で奮闘を続けている。
番組では、異国の地で驚くようなスピードと行動力で次々とニッチなアイディアを実現し、理想と現実のギャップにもがきながらも、現地の人たちを巻き込んで貧困という社会問題に真正面から挑む24歳の姿を追った。