’１８センバツ／５　後輩の雄姿が楽しみ　スポーツ用品店経営　須田信男さん（６９）　／福島

　＜第９０回記念選抜高校野球＞

　スターはいないけど全員が一つのボールに向かっていく姿勢は、これぞ聖光野球だと思います。彼らが甲子園でプレーする姿を見るのが、今から楽しみです。

　福島市内で野球専門のスポーツ用品店「プロショップ信（のぶ）」を営んでいます。聖光学院を卒業してからも半世紀以上、野球部を応援しています。公式試合には必ず行き、スコアブックを付けながら観戦しています。

　高校時代は栗子峠に家があり、自転車で往復３時間ほどかけて通学しました。野球が大好きで、野球部に入りたかったけれど、通学に時間がかかりすぎて練習に参加できませんでした。

　卒業後、東京のスポーツ用品店などで勤めた後、福島に自分の店を出しました。今は週３回ほど、聖光野球部の寮を訪れ、スパイクやグラブの修理などをしています。

　県外から来ている部員も多いので、知らない土地に早くなじめるように方言を教えたり、話しかけたりするようにしています。寮に行くと、「ノブさん」と声をかけてくれるのがうれしいですね。６９歳になりましたが、まだまだ母校を応援し続けます。＝随時掲載

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　１９６７年聖光学院卒。３０年間、県野球連盟の公認審判員を務めている。