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第103回全国高校野球選手権

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’18センバツ明徳義塾 第1部・「春」への軌跡/下 神宮で秋の王者に /高知

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明治神宮野球大会で優勝し喜ぶ明徳義塾の選手たち=東京都新宿区の神宮球場で2017年11月14日、松原由佳撮影 拡大
明治神宮野球大会で優勝し喜ぶ明徳義塾の選手たち=東京都新宿区の神宮球場で2017年11月14日、松原由佳撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

 「最後まで残るつもりで出発します」。昨年11月8日、馬淵史郎監督(62)はそう意気込み、明治神宮野球大会へ向かった。

 初戦の中央学院(関東地区代表)戦は一回から安田陸捕手(1年)の適時二塁打で2点を先制。その後も点を重ね、5-3で勝利した。続く準決勝の静岡(東海地区代表)戦は、静岡を追いかける形になった。1点を追う二回に同点としたが、小刻みに点を奪われ、2点差に。だが八回、谷合悠斗選手(2年)が「良い感じで打てた」という2点本塁打を放ち、同点。勢い付いた打線は真鍋陸選手(2年)、田中闘(とうわ)選手(2年)の連続二塁打でさらに2点を加え、逆転勝ち。課題だった打線がつながった。

 決勝の創成館(九州地区代表戦)は市川悠太投手(2年)が被安打4で完封勝利。「神宮は全体的に調子が良くなかった」と振り返るが、決勝では相手に三塁を踏ませることなく、最後は左飛で打ち取った。市川投手がマウンド上で高らかに「1」を形づくった右手を突き上げると、選手たちは笑顔で市川投手に飛びついた。

 秋の王者となり、上り調子の明徳義塾だが、目線の先は春のセンバツ優勝だ。今冬のチームの課題は、更なる打撃力と守備力の向上。守備はゴロ捕球を繰り返し、基本を徹底。打撃はティーバッティングの数を増やし、スイング力の強化に励む。また全国の強豪に挑むべく「体づくり」に注力する今年は、ランメニューの量を減らした。痩せないようにするためだ。インターバル走などをなくし、代わりに筋トレ時間を増やした。

 練習に励む選手たちに先月26日、センバツ出場決定の吉報が舞い込んだ。「目標は優勝」。馬淵監督はそう言い切った。まだ一度も手にしたことのない紫紺の優勝旗を得るべく、選手たちも闘志を燃やす。開幕まで残り2カ月足らず、選手たちは全力疾走で駆け抜ける。【松原由佳】

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