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信州取材前線

残したい伊那谷固有の食文化 ザザ虫の魅力を発信 企画展「大昆蟲食博」を開催中 /長野

「伊那谷の昆虫食文化を知ってほしい」と話す捧剛太館長=伊那市創造館で

 かつては県内でも一般的だった昆虫食。今では食卓から遠のき、高級品となっているものもある。そんな昆虫食の文化を紹介する企画展「大昆蟲食博」が伊那市創造館(同市荒井)で開催されている。「何か気持ち悪い虫だね」「だけど、食べられるんだ」--。会場では見学する親子の話し声が聞こえてくる。【宮坂一則】

 同展は伊那谷と東南アジアの昆虫食文化をまとめ、特に伊那谷と関わりの深いザザ虫▽イナゴ▽蜂の子▽蚕のサナギに焦点をあてている。蚕のサナギは繭から糸を取った時に残ったものを使ったもので、創造館の捧(ささげ)剛太館長(59)は「煮付けて食用や油にし、脱皮した殻も婦人病に効く漢方薬として利用された」と紹介する。東南アジアの昆虫食では、タランチュラを「かりかりに揚げられた脚と十分な肉を含んだ胴体の対比を楽しんだ」などと展示している。

 捧館長が「ぜひ知ってほしい」と力を入れるのは、「伊那谷にだけあるヒミツの食べ物」として手作り漁具とともに紹介する伊那谷独特の食文化・ザザ虫だ。その漁は天竜川の冬の風物詩で、川の浅瀬に住む水生昆虫を網で捕まえる。この漁と食文化が残るのは国内で上伊那地方だけだという。

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