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京都・読書之森

ブータンの小さな診療所 /京都

 <活字を楽しむ>

 (坂本龍太・著 ナカニシヤ出版、2000円(税抜き))

 ヒマラヤの王国・ブータンと京都大の交流は1950年代に始まった。学術調査や登山などで先駆的な業績が生まれているが、2010年9月~11年3月には医療連携の新境地を開くプロジェクトが繰り広げられた。ブータン東部の山村、カリン村(人口約2600人)での高齢者健康診断だ。本書はその中心を担った研究者による記録で、村に溶け込みながら研究に取り組む姿勢が爽やかな感動を呼ぶ。

 著者は、医師で総合地球環境学研究所(京都市北区)のプロジェクト研究員だった坂本龍太さん(41)=現・京大東南アジア地域研究研究所准教授。少年時代からブータンに関心があり、昭和天皇の大喪の礼(1989年)の際には第4代国王の毅然(きぜん)とした態度に感銘を受け、憧れを募らせた。先王はマスコミから積極的に弔問外交をしない理由を問われ「天皇に弔意を示すために来たのであって、経済援助を求めに来たのではあ…

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