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第103回全国高校野球選手権

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センバツ・おかやま山陽 けがも悩みも受け止める 甲子園の夢、後輩に託し /岡山

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おかやま山陽の選手をマッサージする三上尚志さん=岡山県浅口市金光町で、益川量平撮影 拡大
おかやま山陽の選手をマッサージする三上尚志さん=岡山県浅口市金光町で、益川量平撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

柔道整復師・三上尚志さん

 第90回記念選抜高校野球大会に出場するおかやま山陽には、心強いメディカルトレーナーがいる。野球部OBで柔道整復師の三上尚志さん(23)。けがをしている選手たちの筋肉をほぐしたり、けがをしていてもできるトレーニングをアドバイスしたりし、自身もかつて夢見た甲子園での活躍を後輩たちに託している。【益川量平】

 三上さんは高校時代、投手としてプレーした。けがもあり、公式戦のマウンドに立つことはできなかったが、打撃投手やスコアラーなどの裏方として貢献できることに喜びを感じた。「選手時代にけがを治療してくれた柔道整復師のようになりたい」。卒業後、柔道整復師の免許を取得。現在は整骨院でアルバイトをしながら、しんきゅう師になるために専門学校へと通っている。

 一方で野球との関わりを求め、講習を受けて高校野球の審判になった。だが、今一つ好きになれなかった。自宅でルールブックを読んでも頭に入ってこなかった。「もっと選手と直接触れ合い、サポートしたい」。一昨年に恩師の堤尚彦監督(46)の元を訪問。メディカルトレーナーとして野球部に貢献したいと伝え、快諾を得た。

 週に一度、選手たちが練習に励むおかやま山陽球場(浅口市金光町下竹)に足を運ぶ。選手時代になかなかベンチに入れなかった経験から「ベンチの内外に関わらず、部員たちのけがの悩みを聞いてあげること」がモットーだ。監督らにけがを打ち明けられない選手たちも、三上さんには気軽に相談できる面もある。昨年の夏に肘の靱帯(じんたい)を痛めていた有本雄大(ゆうだい)選手(2年)は「けがをしている間にできる柔軟体操の方法を教わった。年齢が近いこともあり、接しやすい」と明かす。

 三上さんはセンバツにも帯同する予定だ。「少しでも選手がベストな状態でプレーできるようにサポートしたい」と意気込んでいる。

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