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第94回センバツ高校野球

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延岡学園/下 打力アップへ、さらに磨き /宮崎

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冬の間に下半身強化などに励む部員たち 拡大
冬の間に下半身強化などに励む部員たち

 <第90回記念選抜高校野球>

 昨秋の九州地区大会準々決勝、明豊(大分)戦三回。上位打線が1点を奪うと、満塁の好機から6番上野元基選手(2年)、7番三藤成一郎選手(同)、8番坂口透哉選手(同)の三連打が飛び出し、この回5点を挙げた。その後も着実に加点し、10-6で勝利、4強入りを果たした。

 下位まで切れ目なく点を奪える打線で1回に大量点を奪う「ビッグイニング」を作るのがチームの強みだ。九州大会県予選では1回戦から準決勝までの5試合で、いずれも初回に4点を挙げ主導権を握った。

 三浦正行監督は「県予選の途中から『良い打線になりつつあるな』という感覚があった。打線に関しては文句の言いようがないところまで来ている」と語る。

 その打力にさらに磨きをかけようと、昨年11月には通常よりやや重いバットを使って、トスした球を打ち遠くに飛ばすロングティーを取り入れた。力まずにバットの重みを利用して楽に球を飛ばす感覚を身につけさせるのが狙い。選手たちは打球の球筋を確かめながら一球一球を丁寧に打ち込む。

 当初は慣れないバットで球が飛ばせず手にマメを作った選手もいたが、現在は手応えを感じており、日高慎太郎選手(2年)は「前よりも遠くに飛ぶようになった」と笑顔を見せる。

   ◇  ◇

 トレーニング室では「ガシャーン、ガシャーン」と重りを付けたマシンが上下する音が響く。選手たちは時折つらそうな表情を浮かべながらも、黙々と負荷をかけていく。

 この冬、チームは「けがをしない体作り」をテーマにトレーニングに励んできた。理学療法士のトレーナーにメニューを組んでもらい、体幹や筋力を鍛えたほか、走り込みなども精力的にこなした。選手自身も「春までにベンチプレスを今より10キロ重くする」「2月上旬までに体重をあと3キロ落とす」とそれぞれ目標は明確だ。

 上野選手や萱野心希選手(同)ら投手陣も冬のトレーニングで下半身の安定感が増しており、球威アップが期待される。今後は捕手を座らせての投球など本格的な調整に入る予定で、上野投手は「今の球速が133キロぐらいなので、3月上旬までに140キロにまで上げていきたい」と意気込む。

 三浦監督は、選手らの気持ちを代弁するようにこう話す。「早く試合がしたい。今からワクワクしている」。大舞台に立つ日を、選手も指導陣も心待ちにしている。【塩月由香】

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